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【自己マネジメントアドバイザー】Chiharuです
バリ到着2日目
いよいよ待ちに待った孤児修道院での
絵本ライブ本番です
半年前から台本や歌詞を
上不ひとみさんに 英語翻訳してもらって
練習を重ねて来ましたが
前日、兄貴と話をしていて
「子ども達で英語を話せる子はほとんどいないから、
片言の英語でするより
日本語でした方が
まだ気持ちが通じるんちゃうかな」
ということで
急遽日本語で上演することになりました。
午後2:30出発だったので
1時ごろからビラでリハーサルをしていると
ドライバーのデュワンがやって来て
「インドネシア語の歌
【Di sini senang di sana senang】を
もう一回歌って欲しい」
というので
歌ったら動画を撮っていました
実は彼には9歳を筆頭に
4人の子どもさんがいて
4月1日のライブには
家族連れで参加してくれることになりました。
リハーサルも終了し
いざ孤児修道院へ
ビラから15~20分ほど離れた所に
カトリック孤児修道院は在りました。

そこには小学生から中学生まで30人ほど
親を亡くしたり捨てられた子ども達が生活をしていて
最初は遠巻きから
私たちを見ていました。
私たちが絵本ライブをする会場は
教会のような所で
ステージにはキリストの絵が飾られ
ドラムやキーボードやギターも置いて有りました。

セッティングを始めてすぐに
変圧器をビラに忘れて来たことに気づきました
そう変圧器が無かったら
プロジェクターもスピーカーも使えないということです
「が~~~ん」
と、ショックを受けている場合ではありません
その時、撮影を担当してくれる
めぐちゃんこと安田恵さんが
「みんなはこっちでやること有るだろうから
私が運転手さんと取りに行くわ」
と買って出てくれたので
通訳の上不ひとみさんが
運転手さんに事情を伝えてくれて
取りに行ってもらうことになりました。
残された私たちがやることは
とにかく30分から1時間の間
絵本ライブ以外で
子ども達と交流し
仲良くなることでした。
その時私は
ステージのキーボードを思い出したんです
修道院の責任者っぽい男性の所に行って
片言の英語で
「あのキーボードは借りられますか」
と聞くと、
その方は英語がよく分からないようで
子ども達の中で英語の得意な女の子に
声をかけてくれました。
その女の子は
とってもしっかりしていて
「キーボード使って良いですよ。」
って英語で教えてくれたので
その男性がキーボードのセッティングを
してくれることになりました。
それからはその女の子に通訳を頼むことで
スムーズに他の子ども達との
コミュニケーションが取れるようになったんです。

キーボードでインドネシア語の歌
【Di sini senang di sana senang】を弾くと
子ども達も手拍子を打ったり
口ずさんでくれたので
言葉は通じなくても
音楽や手遊びなら伝わるはず
ということで
手遊び歌で
交流しようということになりました
まずは
絵本ライブではストーリーテラーの
若林ゆいちゃんを中心に
さなえちゃんとリエルとひとみさんとで
「アルプス一万尺」の
手遊びの指導がスタートしました
さっきの通訳の女の子に間に入ってもらって
2人1組で最初はゆっくりから始めて
だんだん早くなって行くというのを
私がキーボードで誘導していきました
少しずつ子ども達との距離が縮まって来たので、
今度は絵本ライブの中で
子ども達にも参加してもらう
「なかなおりんご」の振り付けの練習をしました。
そのあと
「ありがとうは魔法のコトバ」の
「おめでとう」というフレーズを一緒に歌う予定だったのを
急遽バリ語で「おめでとう」の意味の
「セラマート」で練習をすることにしました。
その時点でも
めぐちゃんと運転手さんの到着は
まだかかりそうだったので
次に
「幸せなら手をたたこう」
の伴奏をして
インドネシア語バージョンで
歌ってもらうことにしました。
音楽を通して
ずいぶん心の距離が縮まったので
少しの間着席して
待ってもらうことにしました。
待ってくれている間も
何か知ってる曲はないかと
子ども達に聞いてみたけど
「日本の曲は知らない」
ということで
「賛美歌なら知ってるかも」
と思い
「アメイジンググレイス」や
「賛美歌312番 いつくしみ深き」を
BGMで弾いていました。
そうしたらドライバーのデュワンが
ステージに登って
キーボードに近づき
ずっと私が弾く鍵盤をみて
私が弾き終えると
拍手をしてくれました。
「そろそろ変圧器が到着するかな」
と思ってプロジェクターや
スピーカーのセッティングを再開していると
優しそうな男の子が
手伝いに来てくれました。
ふとステージ横を見ると
マイクが数本有ったので
厚かましいついでに(笑)
さっきの責任者の男性に
「マイクも借りられますか」
って聞いたら
「OK」
とのことで
優しい男の子達に手伝ってもらって
マイクのセッティングができたころ
ベストタイミングで
めぐちゃんが変圧器を持って
来てくれました
ということで
そんなこんなのハプニングが有ったからこそ
子ども達との距離も縮まり
キーボードやマイクまで使って
上演することが出来たと思うと
なんという神様の采配
昨日兄貴に教えてもらった
CPU(問題解決能力)をフル活用して
子ども達や仲間と一体感を感じる
最高の絵本ライブになりました

めぐちゃんが映してくれた映像を
私が動画編集してみました。
ぜひご覧くださいね
ライブが終わったら
なんと
子ども達1人1人が
握手しに来てくれたんです

最後に全員で記念撮影し

私たちが車に乗り込み
見えなくなるまで
子ども達は見送ってくれました

たくさんのお試しと
たくさんのギフトを受け取って
一生心に残る
最高の経験をさせてもらいました
兄貴、萩原さん
そして
孤児修道院の子ども達に
心から感謝します
ありがとうございました
つづく