絵本の世界と音楽の世界が一体となって作り出すハーモニー。
プロジェクターで絵本の映像を映し出しながら、ナレーションと歌と楽器で、五感を通して心の深い部分に語りかけ、参加者自身が自らの心の声を聞くことを目的とした、癒しをもたらすライブです。
「絵本の読み聞かせ」では無くてえほんライブだからこそ体験出来る事ってなに?
普通の「音楽ライブ」とえほんライブとどこが違うの?
そんなご質問に対して
「えほんライブ」だからこそ体験していただける効果についてお伝えしようと思います。
その前に、その根拠となるわたしの経歴について少しお話をさせてください。
わたしは28歳で結婚するまで長年ホテルニューオオタニ大阪で、エレクトーンのブライダルプレイヤーをしていました。
その際、新郎新婦入場の際は厳かな雰囲気で結婚行進曲を演奏し、ケーキ入刀は華やかな雰囲気の音楽、ご両親に花束贈呈の際は感謝を込めてゆったりした音楽
と、新郎新婦やご両親のその時の気持ちに寄り添い音楽を演奏していました。
また、お客様のお食事中は静かな音楽、お皿を一斉に片付けるタイミングでは、お皿の音が気にならないよう、アップテンポの音楽、次のお料理を運ぶ時はミディアムテンポの音楽とお客様の気持ちや会場の雰囲気に合わせて音楽を変えていました。
結婚出産子育てをして再開したのはお葬式で エレクトーンを演奏するお仕事でした。
この時も、ご親族や参列された方の心に寄り添い、悲しみや感謝の気持ちを、しっかり感じていただけるよう、音楽を演奏しました。
その後、「音楽療法」に興味が湧き、本を読んだり、講座に通いました。
その一連の経験から、音楽と心の関係や、音楽の偉大な力を、実感として確信していました。
さて、本題に戻ります。
まずは、絵本の読み聞かせの効果についてですが、絵本は少ない文字とたくさんの絵で作られています。
「絵本の読み聞かせ」の最大の効果は「子どもの想像力を育む」という点にあります。
一方、音楽は、リズムとメロディーとハーモニーで出来上がっている波動です。
古代から「魂の薬」と呼ばれ、不思議な力を持つメディアと見なされていました。
ソクラテス、プラトンらの哲人たちは、音楽が人を癒すのに役立つと唱え「音楽は魂の奥底にまで浸潤し、揺さぶり、内部の感情を発散させ、のちに壮快な気分にさせる。
いわば下剤の役割のごときである」と言う言葉を残しているとされています。
アリストテレスは音楽にはカタルシス効果(身体に溜まった苦悩やもやもやを吐き出してすっきりさせること)が有ると述べています。
また、「同質の原理」という理論が有ります。
これは、アルト・シューラーという心理学者が提唱した言葉で、主に音楽療法の現場で使われるテクニックです。
気持ちが落ち込んでいる時は、落ち着いた音楽を、興奮している時は、興奮した音楽を聴くほうが良いということです。
つまり、音楽に自分の気持ちを共感、代弁してもらうといった感じです。
わたしは無意識に結婚式やお葬式でこれをしていたと言うことです。
子どもは自分の心の中に有るモヤモヤを、言葉にして伝えられません。
大人もまた「こうあるべき」と言う枠に縛られて、自分の本心を無意識に抑圧しています。
その感情を解放して癒すためには、そのときの気持ちをしっかり感じ、向き合っていくことが大切です。
そんな時に絵本の物語と共に、自分の気持ちを代弁してくれるような音楽に触れて、「共感してもらう」ことで、心の底に押し込められていた感情が解放され、涙が自然と溢れたり癒されるのです。
そして、徐々に自分の気持ちに区切りがついて、ストーリー展開と明るい音楽の効果で、前向きになり勇気や力が湧いてきます。
また、人間の記憶は、「感情のゆらぎ」を伴うと強化されることがわかっています。
絵本の読み聞かせによって、大脳辺縁系が活発化し、感情の働き=感情のゆらぎが豊かになると言われています。
子どもが気に入った絵本の読み聞かせをせがむのは、その絵本を読んでもらったときに生じる「感情のゆらぎ」をある種の快楽ととらえているからだと考えることができるのです。
感情が激しくゆらいでいる状態では記憶が強化されますから、読み聞かせの言葉をどんどん覚えていきます。
同様の事が音楽でも言えます。
えほんライブの挿入歌を、子ども達が家に帰ってからも口ずさむのは、感情が激しく揺らいだ時に、一緒に声を出して歌った歌詞のフレーズは記憶され易いからです。
ホントは大好き
ごめんねありがとう
なかなおり
いまここ
おかげサンバ
おかげさま
あきらめない
ふてくされない
何も問題なんてない
と言うポジティブな言葉を音楽と共に記憶する事で、その子の必要なタイミングで
そのフレーズが思い出されて勇気付ける効果が有ります。
そして、親子でえほんライブの「体験の共有」をすることで、親子の絆を固く強くすると言う効果も得られます。
・想像力を育む
・自分の心の中に有るモヤモヤを、言葉にして伝えられない子どもの気持ちを、絵本の物語と歌で代弁し、共感する事で、内部の感情を発散させ、スッキリさせる。
・「こうあるべき」と言う枠に縛られて、自分の本心を無意識に抑圧してる大人の感情を発散させ、スッキリさせる。
・心を解放したあとの物語りの展開や、明るい音楽によって、前向きになり勇気や力が湧く。
・大脳辺縁系が活発化し、感情の働き=感情のゆらぎが豊かになる事で、記憶力がアップし、物語の言葉を覚えていく。
・物語に参加して一緒に歌のフレーズを口ずさむ事で、ポジティブな言葉を音楽と共に記憶し、必要なタイミングでそのフレーズを思い出し勇気付ける。
・親子でえほんライブの「体験の共有」をすることで、親子の絆を固く強くする。
ハーモニークラブはこれから、教育施設や学校や子育てイベントでたくさんの子ども達や大人のみなさまにえほんライブをお届けしたいと思っています。
そして、大人も子どもも無意識に押し込めていた感情を解放して健全な心を育める情操教育に貢献したいと願っています!
ぜひとも、お声かけください‼
お問い合わせはこちらまでお待ちしております。